ジェイ･ユーラス・アイアール(株)では、日本企業のIR担当者にとって最も関心の高いテーマである「コーポレートガバナンスとIR」、「企業価値評価とIR」、「特許戦略とIR」の3テーマに、昨今の国内外の日本株運用投資家の動向報告を加えた1日ワークショップを開催すると発表した。これは、それぞれの専門家をメインスピーチに迎え、各テーマとIRの関わりを議論していくというものである。開催は2003年1月29日(水)。

現在、IR活動で最も注目されているのは、「コーポレートガバナンス」「企業価値評価」「特許戦略」とIRとの関わり合いである。

「コーポレートガバナンス」に関しては、商法の改正や、米国での企業改革法によるガバナンス体制の見直しなどの中、投資家が企業を評価する上でコーポレートガバナンスが占める割合が急速に増えている。それに対応してIR担当者は、経営陣とともにどのような対応をとればよいのか、今大きな課題となっている。この点に関しては、企業統治評価サービス（格付け）を開始したスタンダード＆プア－ズ社 三次啓之マネージングディレクターによる、サービス開始の背景および実際の評価基準について説明してもらう。

また、企業評価に関しては、現在産業の再編成が行われている日本では、企業の買収あるいは合併が増えつつある状況を反映している。正しい企業評価のもとで買収・合併を行っているか、投資家を説得するためには、IR担当者もバリュエーションの方法に精通している必要がある。そのために、買収価格、合併比率の決定などの基礎となるバリュエーションの方法について、公認会計士でもあり、事業評価の専門家である株式会社グローバルマネジメント ディレクションズ(GMD)社　岩田宜子（いわたたかこ）ディレクターから説明してもらう。

特許戦略も、ビジネスモデル特許、青色発光ダイオード（LED）の特許に関する企業間の争い、新技術開発に貢献した従業員への報酬など、特許戦略が企業業績に影響を与えるケースが数多く見られる。IRご担当者も、現在保持している特許によりもたらされる自社の競争優位性を、いかに外部に説明し理解してもらうのか大きな課題となっている。このような問題を解決するために、特許の優位性を簡潔かつ明解に示す「特許マップ」を使用することが注目されている。これは、企業が保有する特許の周辺でどのような企業が特許を取得しているか、特許を保有する企業やそのライバル企業にどのような影響を及ぼしているかの一覧表をつくる方法である。これについては、特許による企業評価の専門家を招聘する予定である。

■開催要領

• 開催日時： 2003年1月29日（水） 10：00～17：00
• 日時： 富国生命ビル（東京都千代田区内幸町2-2-2）
  ２８階第２会議室
• 地図
  
• 交通機関
  都営千代田線 内幸町A6直結
  千代田線・日比谷線 霞が関駅C4出口 3分
  丸ノ内線 霞が関駅B2出口 5分
• 参加費： 無料

■参加方法

参加ご希望の方は、こちらの申込用紙をダウンロード(PDFファイル)し、必要事項を記入の上、FAX（03-3512-0908）にてお申し込みください。（お申込み締切日1月20日）
⇒申込用紙をダウンロードする（お申込みは締め切らせて頂きました）

■お問合せ先

ジェイ・ユーラス・アイアール株式会社 小松/仁平（にへい）TEL:03-3512-0907

2003年1月29日 ワークショップセミナー

プログラム

以上

（2003年1月28日）